

高い堅牢性を評価
- 厳密な衛生管理が求められる中で総合紙器メーカーの北越パッケージ様では、工場内の衛生管理対策の一環として、同社勝田工場(茨城県ひたちなか市)で使用するパレットをすべて樹脂製に切り替えています。
勝田工場は、「トーエーパック」のブランド名で知られるミルクカートンの生産拠点です。中身の飲料が直接触れる一次容器を生産するだけに、一般の紙器以上に厳密な衛生管理が求められています。現在、採用している樹脂パレットは、エスケー液製造が輸入販売している米国ストラティス社製の「フラットパレットP4231S00」と「ドッキングパレットP4029RS00」の2アイテム(右図)です。

ストラティスパレットの利点「
ストラティスパレット」は、世界各国の印刷・紙工業界で実績を持つ樹脂パレットです。世界的な紙工機械メーカー、ボブストグループの純正パレットとして認定されているほか、多くの印刷機メーカーでも採用されています。独自の低密度ポリエチレン製造により平均耐久年数10年という堅牢性が、最大の特長です。傷が付きにくく、パレットの破片などが混入するリスクが低く、また木製のように木くず、ホコリ、虫、ダニが発生しにくいので、衛生面はもちろん、印刷品質の面でも高い信頼性があります。ハンドリフトが使用できるので、持ち運びが容易な点も魅力の1つです。
- 長期利用とコストダウンを考えて北越パッケージが採用している「フラットパレットP4231S00」は、幅1067mm×奥行き775mmの菊全判印刷機に対応したタイプになります。重量は1.5トンまで耐えることができます。「ドッキングパレットP4029RS00」は、天面に施された溝を利用して、ドッキングの連続給紙が可能な構造となっています。また、パレットを積み上げる際に、正確なポジショニングが可能な「デッキロックシステム」(特許取得済み)が搭載されています。サイズは幅1030mm×奥行き732mmの菊全判対応。エスケー液製造では「ストラティスパレット」シリーズとして「フラットパレット」「ドッキングバレット」のほか、桁なしの「ドッキングボード」そしてロール紙用の「ロールパレット」の4種類をラインアップしています。
北越パッケージでは、ストラティスパレット採用の理由について「2〜3年で割れてしまう安価な樹脂パレットを繰り返し購入使用するより、長期使用が可能で中長期的なコストダウンにつながると考えたため」とのことでした
