●【プレスコントロールEWJ】安定性に優れたIPA代替湿し水原液が発売になりました。新開発のフロー促進剤により、従来のノンアルコール湿し水に無い低い動的表面張力を実現。湿し水のローラー上又は版上に広がるスピードを速める特殊成分を含んでいます。
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地汚れ |
対策 |
絵柄以外の場所にインキが頑固に付着して汚れる。(感じる)
インキと湿し水のバランスの悪化から発生する。
ローラーやブランケットにより版が過剰に摩擦され非画線部にインキが付着する。この場合は、地汚れは紙のくわえ側から発生することが多い。
【インキ】感脂性の強いインキ、ドライヤーの使用過多。コンパウンド、レジューサーの使いすぎ。
【用紙】紙の表面より成分の溶出。アルカリ紙による、湿し水の中性化。紙粉などによる湿し水pH値の変動。
【刷版】 表面加工、現像不良、ガム引き不良、保存版の手入れ不良。
【印刷機】胴仕立て不良。水棒のセット不良。着けローラーの不良とセットの不良。湿し水タンクの汚れ。 |
インキには汚れの原因とならないオロティックス5040をお使いください。コンパウンド、レジューサー等は不要になります。
湿し水はpH変動の少ないバッファソリューションに変えてください。プレスコントロールやダイナコルは最新の湿し水原液です。
胴仕立ては、BSDシリンダーパッキングゲージを使用した、数値管理が必要です。 |
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浮き汚れ |
対策 |
薄い汚れが広範囲にわたって非画線部に広がる。汚れをよってもまた再度発生することが多い。根本的な湿し水のトラブル。インキが水の表面に粒子状になって分散したり溶出する。特定のインキや種類によって発生する場合もある。
【インキ】水負けしやすいインキの使用。コンパウンドやレジューサーの過多。
【湿し水】 pH値の不適。湿し水量の過多。
【印刷機】ローラーのセット不良。ローラーの劣化。水棒の汚れ。 |
インキには汚れの原因とならないオロティックス5040をお使いください。コンパウンド、レジューサー等は不要になります。
転移性の悪くなったブランケットやローラーはABCウォッシュ等のクリーナーやグレーズリムーバーで洗浄してください。 |
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裏移り |
対策 |
インキがセット乾燥するときに、セットが遅かったり印刷用紙の重みで裏側にインキが着く。
【インキ】セットの遅いインキ。インキの盛りすぎ。少ない絵柄で長時間印刷し、インキが変化したもの。乳化したいんき。
【用紙】 吸油性が少ない、平滑性がある、カールしやすい、静電気の起きやすい紙。
【印刷機】印刷後の紙の積み過ぎ。スプレー量と種類の不適。 デリバリ調整不良による排紙のおどり。 |
粒子サイズが均一で、少量で効果のあるインテルグランスプレーパウダーを使用してください。
短時間で乾燥させる、ユポなどでも効果ある、ターボドライをお試しください。乾燥時間を半分に短縮する速乾性ドライヤーです。その他、X+Y=DRY、クイックチューブドライヤー、ファンテンドライヤーなども効果的です。湿し水には、最新型のプレスコントロールやダイナコルを使用すると水を最小限まで絞れ、裏付の原因を排除できます。 |
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パイリング |
対策 |
ローラーや版、ブランケットにインキや紙粉等が堆積する。
【インキ】顔料の比重が大きい。裏付防止剤の使いすぎ。
【用紙】 表面強度が弱く紙粉が出やすい。コート表面が溶出する。
【印刷機】胴仕立て不良。スプレーパウダーの使用料が多い。
【湿し水】湿し水量の不適。 |
インキには、オロティックス5040を添加して、インキをやわらかく、タックを下げて刷りやすくする。
粒子サイズが均一で、ブラン残りが少なく少量で効果のあるインテルグランスプレーパウダーコート型を使用してください。
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乾燥不良 |
対策 |
印刷終了後、長時間経過しても乾かない。温度か低く、湿度の多い梅雨期に起きやすい。
【インキ】水負けによるインキの過剰乳化。
【湿し水】湿し水に印刷用紙の成分が溶出しpH変動してしまう。 |
最新型のプレスコントロールやダイナコルを使用すると水を最小限まで絞れます。またpH変動の少ないバッファソリューションですから、印刷用紙の影響によるpH値変動が起きにくくなります。乾燥時間を従来の半分にする ターボドライや、X+Y=DRY、クイックチューブドライヤー、ファンテンドライヤーなどを使用すると乾燥時間を大幅に短縮できます。 |
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